いじめ問題を解決するための手法を市議会一般質問で提案しました
本年12月3日の町田市議会定例会の質問にて、リンクの動画にある「いじめに対する寝屋川市の取り組み」を導入すべきと提案しました。
学校現場はカリキュラムが増え続け、子どもたちも多様化する中で、加害・被害のどちらの児童・保護者とも関わりのある教員や管理職では、いじめ問題の解決は難しいのではないかと考え、学校外の市長直属の部署である監察課が学校現場に実際に入り、いじめのみならず学校生活や先生のことなども相談にのる、という制度の導入を提案しました。
寝屋川市のこれまでのいじめ対応実績は、平成30年度から令和3年10月末までに認知した計596件全て、1か月以内にいじめ行為を停止させ、全件で終結を確認されたということが公表されています。
市の答弁は「寝屋川は導入に至る背景や経緯があったと思う、教育委員会で対応していく」と、残念なものでした。このことをtwitterで発信すると、寝屋川市の広瀬市長より「寝屋川市では“深刻ないじめの事件がない時期”に制度化しています。大きな事案がないときだからこそ、“思い切った制度”の構築が可能だったのです。」と、直接コメントをいただきました。
大きな問題となっているいじめ事件があった町田市ですから、導入に至る経緯はあると考えています。そもそもそこにしっかりコミットできていれば、悩みを一人で抱え込むようなことがなければ、その小さい声をしっかりとひろうことができていれば、尊い命が失われることは、なかったのではないかと考えます。学校現場、教員の忙しさ、そして教育センターも様々な案件を抱えすぎており、そのしわ寄せは誰に行くのか、子どもたちです。この町田の子どもたちへ行くんです。
これまでも市議会でいじめ問題は取り上げてきました。私がお話をいただいたこれまでの市内のいじめの件は、被害側が市外に転校して解決、学区を変えて解決、という事例でした。本当にこれでよかったのかどうか。それで「解決」と言えるのかどうか。また、いじめは先生に相談しちゃだめ。余計にひどくなる、先生にいじめ報告したら、いじめたメンバーと私が集まって会議が行われた、当然その後のいじめは酷くなった、という話も存在しています。
#町田市議会 #新井よしなお #いじめ #教育 #寝屋川市
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