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2018年12月30日 (日)

町田市の中学校給食について

町田市の中学校給食について。

まず、大前提として
町田市は中学校給食をやっております

Photo


町田市があたかも中学校給食を
やっていないかのような話も
多々見受けられましたので
スタートはそこをしっかりお伝えしようと。

私は今の中学校給食をよりよくすることが
今現在の町田の状況からすると
ベストだという考えです。

課題はやはり、喫食率が低いこと。

町田市はデリバリー方式のお弁当であり
作ってから食べるまでの時間が2時間以上になると
法律上、温度を冷やさなければいけないので
冷たいお弁当になります。

では、冷たいから喫食率が低いのかというと
同じ方式をとっている国分寺市はとても高く
その理由は保護者が運動を始めて導入に至ったので
「みんな使って当然」というスタンスだからこそ
83%という高い水準で使われています。

なぜ町田市が13.2%と低い水準なのか。

教育委員会が行ったアンケートからは
申し込みの仕方が不便というものがありましたので
これまでは1か月単位、紙で申し込みを
していた予約を、スマホやPCからもできる
システムの導入を平成29年の一般質問で提案し
本年9月から導入されました。

様々な不便を解消していくことは必要です。
ただ、これだけでは喫食率は上がりません。

実際に同じ方式をとっている自治体をいくつか調べ
わかったことがあります。

ちょっとの不便は喫食率に
余り影響していない、ということです。

例えば、温かい汁物をつければいいかというと
隣の相模原市では一度喫食率が上がりましたが
結局元に戻ったそうです。
増えたのはコストと手間、という話でした。

また、取りに行くのに時間がかかるから、
という問題についても各フロアに人を配置して
配膳の補助をする取り組みもしたそうですが
こちらも喫食率は変わらなかったそうです。

では味が美味しくないのでしょうか?

市議会で試食会をしましたが
「美味しくない」という声はありませんでした。
栄養士が考えたバランスの取れたお弁当で
改善するとするならば、箱の見た目と
ご飯食に牛乳は、ちょっと合わないかなと
感じたことくらいです。

味は美味しい、そこに温かさを入れてもダメ、
不便を解消してもダメ、では何が原因なのか。

最大の要因は「少数派であること」だと
私は考えています。

少数派になりたくないから注文したくない、
実際、本当はそういう理由だけど
そうは言えないから「美味しくない」と言って
家でお弁当を作ってもらっていたという人も。

また、学校の先生から
「たった3年間ですから
 頑張ってお弁当をつくってください」と
言われたという保護者の方がいたと
別の議員の質問もありました。

こういった先生がもし本当にいたならば
喫食率はどんどん下がるでしょう。

なので、学校関係者は当然として
市や教育委員会の広報でも
もっと今の給食を「活用する」方向で
栄養士が考えたバランスの取れたお弁当です!と
発信するべきであると提案してきました。

それには話題性も必要だと思うので
生徒が考えた献立を食べる日をつくる、
町田市のホームタウンチームである
FC町田ゼルビアの「ゼルビアキッチン」
キヤノンイーグルスも市内に練習場と食堂があり
栄養士が献立を考えているので
そういったところとのコラボ、
友好都市である山形県川西町のお米を使うことなど
提案をしてきました。

また、イメージを持っていただくために
お隣の相模原市では中学校入学前の段階で
給食を実際作っている光景をDVDで見せているので
町田市でも、と提案したところ
早速導入していただきました。

アンケートからも、一度注文をした子は
9割が継続していることがわかっています。

とにかくスタート時点での喫食率をあげること。
これがお弁当を注文している子が
負のイメージにならない、後ろ指さされずに
栄養管理された美味しいお弁当を
みんなが食べられるようになるための
最大のポイントであると考え
議会で提案をしてきました。

その結果は、まずは来年4月時点で
出ることになります。

その結果の推移は見守りつつ
より喫食率が高くなるよう
引き続き調査研究をしていこうと思っております。

私がこれまでやってきたことは
これまで記載の通りです。
ここからは、本年の12月議会での
請願の話に移りたいと思います。

請願提出前には共産党の議員から
「中学校全員給食の実施を求めて」という
一般質問がなされ、その後
「小学校給食と同じような中学校給食の
 実施を求める請願」が提出され
文教社会常任委員会での議論ののちに
本会議で表決となりました。

これまでの議論を聞いていての私の感想です。

経常的にかかる経費と一時的な整備の経費を
ごっちゃにしているところがあると
私は考えています。

わかりやすい例えになっているかわかりませんが
ちょっと前がクリスマスでしたので
子どもがもらうプレゼント、ゲームで例えてみると

「任天堂スイッチではなくプレイステーションを買うべき」

それぞれの金額が≒なら
財源としては成り立つと思います。しかし

「任天堂スイッチの金額以上のハードを買って
 毎月課金してゲームをやりたいから
 任天堂スイッチを買うのはやめるべき」

まあ、ちょっとの節約にはなるでしょうが
そのお金はどこから出るの?と普通なりませんかね?

中学校給食は初期投資と開始後の維持に予算がかかるので
例えば今現在高齢者についている予算を削らせてください
その分と将来世代に少し借金して中学校給食を実現します!
だったらわかるのです。

民生費が膨れ上がっているのは
これまでの財政を見れば一目瞭然です。

ところが、経常的にかかる経費の
何を削るのか提案をせずに
中学校給食も実現するという。

その財源は?が、一時の開発予算では
結局将来世代に対する負担が増えることになりますが
そのことには言及しません。

そこが納得いかないのです。

私たちの子どもたちや孫たちに借金を負わせてもいい!
という主張をした人は見たことがありません。

それを言わずに、あれもこれもやります!というのは
私は無責任な政治だと考えるのです。

討論でも触れましたが、将来負担比率は、
多摩26市のうち、

自校方式の平均=約18

センター方式、自校式と両方実施も含む市と
親子方式の市の平均=11.5、

町田市の方式である選択式の平均=1.2

見ていただいてわかる通り
その数値は大きく差があります。

よく「23区では当たり前に実施されている」と
枕詞がつきますが
そりゃそうですよ、財政力が違いますから。

東京都の都区財政調整制度も
ぜひ見直してほしいと考えておりますが
話がそれますので中学校給食に戻します。

2万人以上の集まった署名、その数は凄いです。

しかし、署名をした方達が
どこまで情報を得て署名したかについては
私は疑問を感じています。

「温かい給食と冷たい給食どちらがいいですか?」
と質問すれば、その結果は明らかです。
その上で、財政負担まで説明をして
それでもやるべきだ、という方が
23168名だったのかというと
そうではないと思います。

だから、反対が大多数で不採択となったのです。
それは財源を考えた上で
現実的な選択肢として現状がベストであるという
判断がなされたということでもあります。

当日取材にきたTOKYO MXを含み
メディアで拡散された情報は
あたかも町田市議会議員の多数が
民意とかけ離れているかのようなものが
多く見受けられました。

しかし、決してそうではありません。
栄養士が入り献立を考えたバランスの取れたお弁当で
町田市は中学校給食をやっております。
今後の議論の余地も含め
責任ある政治を行う、そういう決断をしたと
私は考えております。

SNSでは、23000人署名が集まったんだから
3000票そこそこの市議会議員が偉そうに言うな、
という乱暴な話もありました。

まあ私はそれ以下、最下位での当選ですから
そんな人に議会で発言された、討論で言われた
その内容は腹が立ったのかもしれません。

市議会は市民の代表36人を選ぶ選挙ですから
36人中何人がその方向性だったのか、
そこで判断をすることが大事です。

請願で求められていた中学校給食を進めようとした
市長候補2名の票を足しても
そうではない選択肢を示した石阪市長の票には
全く及んでいません。

もちろん給食だけで市長を選んだわけでは
ないでしょうが、これも民意です。

そして残念なのは、この問題を
政治利用していた方が
少なからずいたということです。

先頭に立って署名運動をやられていた方は
本当に熱心で、ご自身の信念に従って
行動されていた方でした。

しかし、その周りには政党の機関紙、
しんぶんの発行する冊子に寄稿されている方や、
署名運動に関する文書連絡先には
特定の政党と深いかかわりのある
政治団体の名前が記載されておりました。

本気で変えようとするならば
もっと通りやすい請願の書き方も
あったのではないかと思いますし
同じ議会で提案された
町田第一中学校の改築工事の議案でも
「小学校と同じような給食ができる
 配膳室になっているか」という
質疑が出て当然だと思います。

しかし、請願の署名議員や
賛成討論をした議員からはそういった質疑はなく
改築工事の議案も全会一致で可決されました。

私は事前に担当課に聞き調べておりましたので
今現在の方式には対応していますが
小学校と同じような中学校給食には
対応していない広さであることは
確認できておりました。

方や請願に署名、賛成しておきながら
同じ議会で提案されている
中学校の校舎改築はスルー。

私には正直、理解できません。
ですが、政治利用しようとした人たちのこの一連の流れが
「メディアに取り上げてもらうこと」なら理解できます。

それは、世の中を変えるのではなく
ただの政治運動でしかありません。

そういった1面が散見されたことが
今回とても残念なことでした。

以上、本当に長々と書いてしまいましたが
最後までお読みいただき
本当にありがとうございます。

町田市の中学校給食については
財政事情如何での議論の余地を
捨てているわけではありませんが
私はこれからも引き続き
今の方式をより良くしていくことで
栄養管理された美味しいお弁当を
みんなが食べられるようにしていきたいと
考えております。

最後に、動画をつけておきます。


私の考えに賛同していただいている方からは
「よくぞ言ってくれた」
「覇気があってよかった」
「わかりやすかった」
という評価をいただき
賛同していない方からは
「怒鳴り散らしていた」
という評価をいただいたものです

それにしてもメディアは相変わらずです。
見事に部分的に切り取られました。
切り取るならせめて市長の引用部分ではなく
私が反対する理由部分にして欲しかったものです。

切り取られるだろうと思い、討論の最中に
「ぜひこの討論は編集することなく
 放映してください。」と言っているのは
TOKYO MXのカメラに向かってです。

最後に表決結果もついております。
確定直前に赤から緑に変わった議員は
機器のトラブルなのか、本会議終了前に
「反対の意思表示ができなかった」と
発言をしておりましたので
実質は賛成5、反対29、退席1です。

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コメント

読んで率直に感じたのは、問題の所在がよくわからないことです。
私は東京育ちではありませんが、中学校までは給食でした。
今の世の中はそれがスタンダードではないということなんですか?
給食費の滞納とか、弁当にしても買ってきた弁当を詰め直すだけという話は聞いたことがあります。
もちろん、専業主婦という言葉が使われなくなったように家庭生活の変化があり、毎朝弁当を作る手間が大変な家庭もあると思います。
しかし、給食の喫食率を上げなければいけない理由はわかりません。

投稿: 匿名 | 2018年12月30日 (日) 20時31分

初めて拝見しました

市政に対する熱意は伝わります。

しかし、何を言いたいのか主訴が伝わりにくい内容に見受けられます。

もう少し要点を絞り、一つの内容に対して端的に記述された方が良いのではないでしょうか。

今後の御活躍を祈念しています。

投稿: 匿名 | 2018年12月31日 (月) 00時24分

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