任期最後の一般質問より 縦割り行政について
今期定例会の一般質問にて、
私の前回選挙時の公約であった
「観るスポーツ、するスポーツの環境充実」の
成果を聞く質問と、町田一中の建て替えに伴う
校庭が使えなくなる件を質問しました。
この2つの質問が正にタイトルに繋がります。
スポーツの方ではいい成果が出ており
特に学校の体育館を利用した「クラブハウス」は
延べ8万人の方が利用をしています。
町田一中の校庭が使えなくなる件については
すぐ近くにある「シバヒロ」という
天然芝の市庁舎跡地が活用できないか
提案するものでしたが、
体育の授業はバスに乗って
「後田グラウンド」というところまで移動し
行うということです。
開始後の雨天時の対策や更衣室、
トイレの整備も含めて
グラウンドの敷地内に10m幅の建物を
建てる計画になっているのですが
そのグラウンドは地域開放されていて
サッカーの予選大会が行われていました。
もともとコートが丁度入る大きさであったため
10m取られるとその予選大会が
開催できなくなることがわかりました。
質問前の打ち合わせの段階で驚いたのが
担当者から出た言葉でした。
「もともとは学校用地ですから、
建物は恒久的に使います。
私どもとしては一中の生徒が
体育ができるように整備をするわけで
地域の方には整備された環境で
お使いいただきたいと考えている」と。
そのことを文化スポーツ振興課に聞くと
驚いた様子で「すぐに確認します!」と
教育委員会の担当に連絡をされたそうです。
方や「スポーツ振興」として
するスポーツを推進する部がありながら
その場所をどのような方たちが
どのように利用しているかも調べず
「粛々と自分たちのミッションをやるだけ
あとのことは知りません」という態度に
久しぶりに腹が立ちました。
その後、答弁調整でも担当は
「私どもとしては一中の生徒が・・・」と
変わらず言い続けるので、わたしは
「それでどうぞ。本会議場で
これが正に縦割り行政だと
指摘するだけです。」と言い
本会議場でもそのままとなりました。
12月定例会の一般質問、午前中は
4月に入った新入職員の皆さんが
8か月働いて現場も見えてきたこの時期に
順番に議会傍聴をするという時でしたので
その若い職員の皆さんに向かって
「今回の件は行政の在り方として正しいのか
自分の部署のことだけを考えるのではなく
他に影響が出るものについては
その部署ともしっかり話し合い、
市民の皆様へのサービスをどうするのか
その観点を忘れずに仕事をして欲しい」
と付け加え、質問を締めくくりました。
フェイスブックでは
「それを放置した議員の責任です」という
ご指摘もいただきました。
本当にその通りです。
自戒の念も込めつつではありますが
今回の質問、本会議場で訴えた私の言葉を
多くの職員の皆さんがしっかり受け止め
仕事をしていただくことを切に願うものです。
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