平成27年第1回町田市議会定例会 実績報告その1
平成27年第1回定例会に
過去に提案したものが予算化され
最終日、無事に可決致しました。
添付の写真は予算の概要にある
私が提案した「マンホールトイレ」が
記載されたページですが、
このマンホールトイレは平成19年
9月定例会の一般質問で取り上げたものです。
阪神・淡路大震災でもありましたが、
新潟県中越大地震でも
トイレに行くことを控えたため、
水分をとらないようにする人たちがいました。
新聞では水分を取らないことにより
エコノミークラス症候群で死者が出たことが、
仮設トイレ不足を絡めて報道をされました。
新潟中越地震災害の避難所生活で
一番不評で困窮をきわめたのが
くみ取り式の仮設トイレであり、
その多くがあふれ出た汚物の処理ができずに
放置されたことによるものでした。
くみ取り式の場合、例えば道路事情が
悪かった場合、壁が崩れていたり、
道路が崩壊していたりした場合に、
くみ取りのポンプ車が来ることはできません。
そこで、より多くのトイレを設置できる体制を
整えるべきと質問をしました。
他の自治体に先駆け、渋谷区が
小学校に設置した下水道直結型避難所災害用の
仮設トイレを例に、町田市でも導入を求めました。
この方式はマンホールそのものが
和式便器となっております。
マンホールの上に洋式便器の設置も可能なため、
上にテントを張るだけで簡単に利用ができます。
目隠しとなるテントはワンタッチで
設置にわずか5分程度で完成します。
一般的に使われるくみ取り式の仮設トイレは
設置に40分もかかっていたので、
その差は歴然です。
このシステムは耐震補強工事が済んだ
下水道本管に直接流し込むもので、
くみ取り等の手間が省けます。
テントを含め工事にかかる費用は
1校当たり約750万円と決して安価では
ありませんが、市民の生命を守るという意味では
必要な投資であると私は考えました。
この提案に対し、防災対策担当参事(当時)より、
「多くのトイレを設置できる体制ですが、
今後、避難所の整備充実を図るべく、
現在備蓄している貯留式のトイレに加え、
議員ご提案のような下水道管直結式の
トイレなどについて検討してまいりたい」と
答弁を頂いておりましたが、
着実に実現しております。
平成27年第1回市議会定例会、
実績報告その1でした。
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