9月議会一般質問報告 その1
市民病院改革の質問において、
本年3月に提案された、市民病院の
地方公営企業法全部適用を先送りするための修正案について
平成21年3月13日(金)に行われた
健康福祉常任委員会の議事録を基に、振り返りました。
(以下、一般質問の中で振り返った部分)
◎提案者 約6カ月間の中で解消に向けた努力は
見受けられるが、まだ解消していないうちには時期尚早である。
再延期の理由は、市民への情報提供なり周知徹底なり説明責任が十分でない。
新たな体制でスタートをする前には、市民に周知徹底を図らなければいけない。
◆委員 諸課題をどう認識しているのか。
◎提案者 小児2次救急医療の休止が解消されていない。
医師の確保の問題も若干不安。
診療科ごとに今どうなっているかは、
私どもは事前に調査をしておりませんが、
昨年の9月以降、 議会としては報告を受けていない。
その辺は論議をしなければいけないだろうと思っている。
◆委員 小児救急の休止は、状況とその見通しは。
◎市民病院事務長 小児2次救急の再開は、
深夜帯の小児2次救急の再開に向け、119番、救急の搬送に限定し、
4月中には患者の受け入れを再開したい。
小児科の常勤医師が4月中に副院長を含め5名を確保できる。
現在副院長を含め3名の医師で、産休中の女性医師が復帰。
研修医の派遣を大学から前向きな回答を得られた。
◆委員 今の答弁を聞いて安心した。
もう1点、どのような体制で医師の確保なり
市民病院の医療の質の確保をされていかれるのか。
◎市民病院事務長 これまで医師の確保は
総院長先生に頼りきりだった。
今後は病院を挙げて対応したい。その仕組みもつくる。
当院に医師を派遣している各大学等の
1つの連絡協議会を立ち上げ、
医師の確保を安定的に得られるようにやっていきたい。
◆委員 いろいろ報告があった通り、解決に向かっている。
なぜ時期尚早なのか。
◎提案者1 その話は今日知った。
聞いていなかったので提案した。
◎ 提案者2 病院内も含めてアンケートもされて、
そのアンケートの信憑性というのはどこまでというのはあるかと思いますが、
やはり説明不足だという意見がある。
働いている方や市民にも小児救急、医師確保の不安に始まり、
経営形態を変える不安がある。
そこに対しての説明責任は必ずあると思っている。
経営形態を変えるのは非常に重い議案だ。
十分な説明をしなければならない。
◆ 修正案提出会派の委員 4月1日から(地方公営企業法)
全部適用をしなければならない必然はあるのか。
◎ 市民病院事務長 現在準備が完了している、
例えば指定金融機関1つとっても、既に内諾を得てその準備を進めている、
職員の給与の計算とか新たな体制に向けて準備は終わっている。
延期になると、指定金融機関でしたら契約の問題で損害賠償とか、
システム上組み直しているものをもとに戻す
という部分での実質的な損害がある。
また延期になると職員のモチベーションに
非常に大きな影響があると考える。
◆ 修正案提出会派の委員 賛成討論。
今まで議論されてまいりましたが、
強引な手法に納得は得られない。
半年延長し、準備を整える体制を提案した修正案を
妥当な考えと思い、賛成する。
そして、委員会で賛成少数、本会議でも賛成少数により、
修正案は否決されました。
今回は前提部分としてここまで。
次回はこれを前提にした質問と答弁を載せていきます。
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